朝、目が覚めた瞬間にスマホを手に取る。
SNSのタイムラインを眺めて、LINEをチェックして、メールに返信して、気づけばもう昼。
気づかないうちに、いつも誰かの言葉と誰かの時間の中で生きている。

でも、そんな毎日の中でふと、胸の奥がざわっとする瞬間がある。
自分の目的地を見失ってしまう事すらもある。
便利で楽しいはずのデジタルの世界。
だけど、ちょっと油断すると私たちの心は「休むこと」を忘れてしまう。
スマホを開けば、通知から始まって、ニュース、写真、動画、広告。
ひとつひとつは小さな情報なのに、積み重なると知らず知らずのうちに頭の中が満杯になってしまう。
最近では、脳科学の分野でもデジタル疲労という言葉が注目されています。
スマホを見続けることで、脳の前頭葉(判断や感情を司る部分)が過剰に働き、結果として集中力や幸福感が低下するそうです。
(参考:太晶健康「スマホ脳疲労に注意」より)

だからこそ、意識的に「何も見ない時間」をつくることが大切。
それは、何かを我慢するというより、
本来の自分をメンテナンスするための静かな習慣。
たとえば――
① スマホの電源を切って、5分だけ空を眺める。
目を閉じて深呼吸をしてもいいし、雲の形を眺めてもいい。
「見る」ではなく「感じる」時間をもつだけで、脳の緊張がゆるみます。

② 紙とペンを使って、今日の気持ちを「言葉」にしてみる。
たった一行でも、手を動かして文字を書くことで、
思考が整理されて心が落ち着く効果があると心理学でも言われています。

――こうした小さな習慣を日常の中に取り入れるだけでも、
心の中に空白が生まれ、思考が澄んでいきます。
そして、そんな静かな時間をより深く味わえるのが、
11月24日の「音浴®瞑想×幸筆写経」です。
SNSもスマホもオフにして、ただ呼吸と音と文字に身を預けてみてください。
それだけで、心の中のノイズが少しずつ薄れていくのを感じられるはずです。
デジタルは敵じゃない。
でも、使う私たちの「心」には必ず定期的なメンテナンスが必要です。
情報の波の中で見失いそうになるたびに、
静けさに戻る場所をひとつ持っておく。
それが、現代を生きる私たちにとって
いちばん優しいデジタルデトックスだと思います。

✧• ───────────────────────────────────────── •✧今日の小さな日常のひとコマが、あなたの毎日に少しでも彩りになりますように。
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